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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年05月22日

サージカルマスク

医療現場用サージカルマスク
 
 サージカル(surgical)とは、外科とか手術とかの意味を持ち、本来、医療現場における手術や処置に用いる医療用・予防用マスクをサージカルマスクと呼ぶのだが、風邪や花粉症の時に用いるマスクもサージカルマスクである。一般的には衛生用マスクを言うが、医療現場における定義は下記のことである。医療現場でのこのようなマスクには目の防護用透明フィルムよ付したものや血液付着を解りやすくするための色が付いているものなどがある。また、感染症患者に接するための高性能フィルタを用いており、長時間の装着に耐えるよう、また密着度を高めるために、後頭部に紐やゴム紐をまわし装着するように作られている。

 医療用(サージカル)マスクの規格ついて。
一般的に病院等の医療機関で使用されるものを指しすのであるが、日本には医療用(サージカル)マスクの規格がなく、主に米国の医療用マスク規格ASTM-F2100が適用されている。
 世界各地域で定める主な医療用マスクの規格ついては、米国:ASTM-F2100・欧州:EN14683・オーストラリア:AS4381などが定められている。このようにして定められた医療用(サージカル)マスクの品質についての評価は、米国の独立法人 Nelson Laboratories, Inc.(ユタ州立大学の研究所が起源)がマスク評価の世界的権威として知られている。

 医療用(サージカル)マスクの性能とは。
医療用(サージカル)マスクの性能として設けられている基準は、BFE(細菌ろ過効率)といってブドウ状球菌(約3μm)をマスクに通し、数値の高いろ過率が高性能とされ、医療用マスクでは、ろ過性能95%以上が要求される。Delta P(呼気抵抗)の測定では一定流量の空気をマスクに通して、マスクの前側と後側の圧力差を示し、数値が低い方が、空気の流れの抵抗の数値が低い方が呼吸がし易いことになり、高いろ過効率と低い呼気抵抗を両立させる事が、高性能マスクの条件と言えるのである。

  


Posted by 中野枝里子 at 03:50

2009年05月24日

ウイルス用マスク

 N95マスク
 
 N95規格とは、米国労働安全衛生研究所 NIOSH(National Institute of Occupational Safety and Health)が定めた9種類の基準の中で最も低いもので、Nは耐油性が無いことを表し(Not resistant to oil)、95は試験粒子を95%以上捕集できることを表している。0.3μmより大きい粒子は確実に捕集すると見なされる。なお、N規格の試験粒子は、塩化ナトリウム(NaCl)粒子である。N95とはフィルターの性能であり、装着後の顔への密着度を保証するものではない。正しく着用するためには、年1回のフィットテストによるシールチェック(息漏れの有無を確認)が望ましい。本来、粒子状物質の吸入防止用として開発されたマスクであり、工場等で使用されていたが、結核・SARSなどの感染防止に効果を上げたことから、N95マスクは医療の現場でも用いられるようになったのである(レスピレータと呼び、装着者を空気中の有害物質やウイルス等の微粒子から防御するために用いられる。米国労働安全衛生研究所 NIOSHによる規格は、N95をはじめとする9種がある。3種の耐油性イニシャルと、3種の性能数字との組み合わせ、すなわちN95 N99 N100 R95 R99 R100 P95 P99 P100 の規格がある。《N=Not resistant to oil (耐油性なし)・ R=Resistant to oil( 耐油性あり)・ P=Oil Proof( 防油性あり)》《N95/R95/P95=0.1~0.3μmの微粒子を95%以上除去可能・ N99/R99/P99=0.1~0.3μmの微粒子を99%以上除去可能・ N100/R100/P100=0.1~0.3μmの微粒子を99.97%以上除去可能》

  


Posted by 中野枝里子 at 01:23

2009年05月24日

抗体マスク

 「抗体マスク」

 ウイルスの多くは、気道分泌物の小粒子に含まれて飛散、この飛沫小粒子は、マスクの静電フィルターでトラップされ気道に入ることを阻止されるのである。そのマスク表面でトラップされたウイルスが危険であると言われている。「 抗体マスク」 は、従来タイプのウイルス対策用マスクに使用されている“静電フィルター”に加え、抗原抗体反応によりウイルスに瞬時に結合してカットする“抗体フィルター”を組み込んだ不織布性マスクのことである。「抗体フィルター」には、季節性インフルエンザに加え、鳥インフルエンザに対して選択的に結合するIgy抗体が100兆個以上、敷き詰められているので、感染に不可欠なウイルスの表面の突起を「抗体」が覆うことで、ウイルスからのリスクが低減されるといわれてる。
 
 抗体マスクは不織布3層で形成されており、口元から、トップフィルター・静電フィルター・抗体フィルター(調湿性フィルター+保水層)となっているのである。ウイルスの多くは、気道分泌物の小粒子に含まれて飛散することから、飛沫小粒子は、マスクの静電フィルターでトラップされ気道に入ることを阻止され、そのマスク表面でトラップされたウイルスが危険であると言われていが、抗体マスクの抗体フィルター面の保水層には驚くほど沢山の抗体があり、ウイルス(抗原)が近づくと瞬時に結合してウイルスをカットするのであり、これを抗原抗体反応と言い、トラップされたウイルスは、大半は乾燥して感染力を失うのである。
 乾燥したウイルスが再浮遊したり、フィルターを通過して気道へ進入、空気感染を引き起こす問題意識が最近高まっており、マスク表面のウイルスとの接触感染も警告されているのである。抗体マスクは抗原抗体反応によってこのようなウイルスのリスク低減にもなるのである。

 
 「抗体とは」

 細菌などの抗原の侵入によって体内にできる物質.再度の発病を防ぐ免疫体(動物が体内に侵入した異物を中和、防御するために免疫系が作る液性免疫の主体で、抗原に特異性を持つ免疫グロブリンタンパクの総称であり、)のことであり、 「抗体」という名は抗原に結合するという機能を重視した名称で、物質としては免疫グロブリン(めんえき-、immunoglobulin)と呼ばれる。
 抗体は「Ig(アイジー)」と略され、すべての抗体は免疫グロブリンであり、血漿中のγ(ガンマ)グロブリンにあたる。「IgY」とは、哺乳類で高保存性のたんぱく質・ニワトリのボリクローナル抗体である(卵黄抗体の総称)。

 
 「ダチョウ卵黄抗体マスク」の量産
 
 日本の会社では、ダチョウの卵(兵庫県下・オーストリッチ牧場)を用いて高病原性鳥インフルエンザH5N1に対する抗体の低コスト・大量作製法の開発に世界で初めて成功したのである。ダチョウ抗体のメリットは、これまで開発不可能であった抗体が卵黄から大量(ニワトリの卵・約70g、ダチョウの卵・約1750gであり、ニワトリの卵のおおよそ25倍)に採取可能であることから、生産費用の低コスト化を実現。1羽から大量の抗体が採取出来るためロット間差も少なく、インフルエンザウイルスHA抗原をダチョウに免疫し、1羽のダチョウから年間400gの卵黄抗体(IgY)の精製することが可能となったのである。 



  


Posted by 中野枝里子 at 02:08

2009年05月24日

マスクの正しい装着方法

ウイルス対策の基本・マスクの正しい装着方法

 マスクを装着する際の注意点を守ることでマスク着用の効果は倍増します。マスクは自身をウィルスから守り自分のウィルスを他人に撒き散らさない、という二つの意味合いが有りますが、装着方法を心得ていないと効果は半減、あるいは皆無になるのです。

 まず、マスクの選び方。不織布製のもの(ウイルス対策にはガーゼ素材のマスクは適さない)で、立体的な製品(顔へのフィット性がよく、口・鼻と顔との隙間が程よくあり、装着時の圧迫感が軽減される)を選ぶこと。使い捨てを基本とすること。
 
 そして、装着時の注意点としては、自身の顔のサイズに合うものを購入。装着前にマスクに破れや汚れが無いかを確認。ワイヤー入りの製品は鼻の付け根にワイヤー(ノーズフィッター)の中心部分をあてがい、指で押さえながら、もう片方の手で紐(ゴム)を両耳にかけ(この時、紐がゆるければ事前に紐に結び目を作り長さを調節しておく)、ワイヤー(ノーズフィッター)を押さえたままマスクの下端で顎を巻き込むように装着すし、両掌でワイヤー・頬・顎を押さえて密着度をより深くし、マスクの周囲から空気が漏れないようにフィットさせる。

 意外と無神経なのがマスクを外す時である。マスクの表面にはウイルスが無数に付着している可能性があるので、外す時はマスクの紐の部分を持ち、室外で外し、外したマスクはビニール袋に入れて密封して捨てるのがより安全である。そして、手洗い・うがいの励行である。

 以上のことを守らないとマスクの役割は半減するのである。    
  


Posted by 中野枝里子 at 16:06

2009年05月26日

購入可能なマスク

 購入可能なマスク

 豚インフルエンザでマスクの増産追い付かず。
 
 神戸・大阪・京都・奈良からマスクがあっという間に消えた、と思ったら今度は首都圏でもマスクが消えた。この分だと日本中、何処へ行っても購入可能なマスクは店頭から消え、楽天市場からもYahoo!ショップからも消えた。しかし、Yahoo!オークションではセコイ商売根性の薬局や問屋がマスクの値段を吊り上げ、火事場泥棒的に儲けている。こんな輩からは、今後一切買わないほうがいい。花粉症の季節が終わってマスクのメーカー側が減産に入り、時期が悪かった。突然の豚インフル騒動にマスクパニックが起こったのである。この現実が意味することは・・・・。高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が流行したら、と思うだけで背筋が凍るのである。今回の豚インフルでの厚生労働省の対応もすっきりしないし、政府の感染症対策にも不安を覚える。医療機関の受け入れ態勢も徹底されているようには思えない。
 メーカーが増産体制に入ったと報じられたが、未だマスクにお目にかかれない。購入できるのは何時のことだろう。ドラッグストアーの入口の「マスクは売り切れました。」の張り紙が空しい。  


Posted by 中野枝里子 at 01:15

2009年05月26日

ガスマスク

 ガスマスク

 防毒面、防毒マスクとも呼ばれ、塗装作業 ・有機溶剤による脱脂洗浄作業 、薬品取扱作業 、有毒ガス環境下における作業等、有毒ガスや煙などで汚染された空気からの防護のためのマスク。顔面への密着型ゴム製の面と、有毒成分を吸着・分解する吸収缶(ガスの種類に応じた吸収缶を使用しないと全く効果はなく、除毒方法も吸収缶によって異なる。保存期間は未開封の状態で製造年月日から1年~5年と形状とガスの種類によりいろいろ)からなり、直結式(面と吸収缶が一体となっている)と隔離式(面と吸収缶をゴム管で連結する)とがある。使用する吸収缶はガスの種類によって変わり、イペリット、ルイサイトのような沸点の高い毒ガスは活性炭吸着によって除去できるが、ホスゲン、シアン化水素のような低沸点のガスは、活性炭に銅塩、亜鉛塩、銀塩などの分解剤を吸着させたものを吸収缶に詰め、化学的分解によって除く。エーロゾルや微粒粉は、綿あるいは紙製の濾過(ろか)器によって除く。防災用防毒マスクは用途に応じて分類されており、吸収缶には除去される有毒物に応じた記号と色が定められている。また、吸収缶の有効時間は、いろいろな要素(ガス濃度、温度、湿度、呼吸量等)によって変わるが、特にガス濃度によって大きく左右される。一般的には、ガス濃度が低い時は、吸収缶の破過時間(現場のガス濃度の平均値を測定し、破過曲線図から破過時間を求めた後、十分に安全を考慮したうえでの使用時間のこと)が長く、ガス濃度が高い時には、短くなります。酸素吸入のような場合を除き、目のほか顔面全体を覆う面を用いるのが普通である。
 近年、化学薬品の種類は何万種類もあり、高濃度ガスを吸入することによる急性中毒や、低濃度ガスを長期にわたり吸入することによる障害の発生、また微量でも著しく有害なもの、気付かないうちに除々に体をむしばむものなどその害も様々である。
 ガスマスク(防毒マスク)には使用条件が定められており、酸素濃度が18%以上であること、国家検定合格品又はJIS規格適合品であること、ガスの種類に応じた吸収缶を使用すること、顔にしっかりフィットしていること

 ちなみに、三宅島への観光にはガスマスクが必要であり、三宅島の火山ガスは二酸化硫黄であるから吸収缶も二酸化硫黄に対応したものが必要である。


  


Posted by 中野枝里子 at 02:43