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2009年05月26日

ガスマスク

 ガスマスク

 防毒面、防毒マスクとも呼ばれ、塗装作業 ・有機溶剤による脱脂洗浄作業 、薬品取扱作業 、有毒ガス環境下における作業等、有毒ガスや煙などで汚染された空気からの防護のためのマスク。顔面への密着型ゴム製の面と、有毒成分を吸着・分解する吸収缶(ガスの種類に応じた吸収缶を使用しないと全く効果はなく、除毒方法も吸収缶によって異なる。保存期間は未開封の状態で製造年月日から1年~5年と形状とガスの種類によりいろいろ)からなり、直結式(面と吸収缶が一体となっている)と隔離式(面と吸収缶をゴム管で連結する)とがある。使用する吸収缶はガスの種類によって変わり、イペリット、ルイサイトのような沸点の高い毒ガスは活性炭吸着によって除去できるが、ホスゲン、シアン化水素のような低沸点のガスは、活性炭に銅塩、亜鉛塩、銀塩などの分解剤を吸着させたものを吸収缶に詰め、化学的分解によって除く。エーロゾルや微粒粉は、綿あるいは紙製の濾過(ろか)器によって除く。防災用防毒マスクは用途に応じて分類されており、吸収缶には除去される有毒物に応じた記号と色が定められている。また、吸収缶の有効時間は、いろいろな要素(ガス濃度、温度、湿度、呼吸量等)によって変わるが、特にガス濃度によって大きく左右される。一般的には、ガス濃度が低い時は、吸収缶の破過時間(現場のガス濃度の平均値を測定し、破過曲線図から破過時間を求めた後、十分に安全を考慮したうえでの使用時間のこと)が長く、ガス濃度が高い時には、短くなります。酸素吸入のような場合を除き、目のほか顔面全体を覆う面を用いるのが普通である。
 近年、化学薬品の種類は何万種類もあり、高濃度ガスを吸入することによる急性中毒や、低濃度ガスを長期にわたり吸入することによる障害の発生、また微量でも著しく有害なもの、気付かないうちに除々に体をむしばむものなどその害も様々である。
 ガスマスク(防毒マスク)には使用条件が定められており、酸素濃度が18%以上であること、国家検定合格品又はJIS規格適合品であること、ガスの種類に応じた吸収缶を使用すること、顔にしっかりフィットしていること

 ちなみに、三宅島への観光にはガスマスクが必要であり、三宅島の火山ガスは二酸化硫黄であるから吸収缶も二酸化硫黄に対応したものが必要である。



Posted by 中野枝里子 at 02:43